まとめ
1.1 スケジュール
事前に作成したスケジュールに大きなずれは無く、予定通り作業を行うことができた。
図1.1.1. スケジュール
1 複合型2階建ハニーロッジの金物検討
2012年度の金物データや企業からいただいた資料を基に金物の検討を行い実際に建て方に使用した。2012年度の金物図面では2次元的な図面が多く3次元的に金物を思い浮かべることが困難だったのでスケッチアップを使い3次元的に理解できるように検討をした。
実際に建て方に使用したが建て方を通しての問題・改善として廻り梁などを押さえる金物の角度によって柱を固定するボルトの一部が止めることができなかったので穴位置の変更等の金物の再検討や狭くてもボルトを止めるような方法を考える必要がある。
1.2.2 ハニーロッジのフレームの面内せん断試験
ハニーロッジフレームの面内せん断試験では事前に期待していた数値が得られず、残念な結果となった。原因として、我々の施工精度に問題があったように思われる。さらに1パターンに月3回実験の行った中で3回とも同じ金物を使用しており実験の途中で金物が変形したということも数値の低下につながったのではないかと考えている。
1.2.3 複合型2階建ハニーロッジの1/2スケールの検討及び施工
2012年度の発展案として示されていたハニーロッジのフレームを反対(逆台形)にしたものを組み合わせた複合型ハニーロッジの1/2スケールの施工を行い施工法についてまとめるということであったが、施工中に問題点も見つかった。
問題点としては
@ビスの頭の厚みを考慮せずに部材加工を行ったため施工時にさらに部材断面削らなければいけなかった。
A一部金物の間が狭くビスを取り付けることができなかった。
Bのぼり梁の屋根パネル取り付け面の勾配を間違えていた。
対策・解決案として
@ビスの頭の厚み分、木材加工図の修正を行う。
Aインパクトのソケットの長さを考慮して図面の修正を行う。狭くてもビスを締めることができるソケットを使う。
B加工図ミスにより起きたことなので、事前に確認を行い、不備があれば図面の修正を行い加工する。
1.2.4.ハニーロッジ発展型・複合型検討・模型作成
ハニーロッジ発展型・複合型検討・模型作成についてはハニーロッジのフレームを使い新たな形を考えた模型を作製した。ハニーロッジフレームの上下を入れ替えたり片側のみ逆さにしてみたりしながら案を考えた。
1.2.5.ハニーロッジ部屋プラン検討
部屋プランの検討として、ある用途に限定していろいろな案を出していった。部屋の大きさは用途を限定すれば十分な広さがあるので様々な検討を行うことができた。各班員でアイデアを出し、その中で多く出たアイデアをスケッチアップを使い立体化を行った。
2.次年度(2014年)に向けて
次年度では
@ハニーロッジの施工性向上に向けた壁のパネル化検討
A検討した壁パネルの面内せん断試験
Bハニーロッジの実大スケールの施工と施工要領書の作成
Cハニーロッジのプラン集及び詳細図作成
D複合型2階建ハニーロッジの金物図面の再検討またはビス取り付け方法の検討
を行うことを計画している。
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